長年放置していたリビングの網戸が破れてしまい、重い腰を上げて自分で網戸交換をすることに決めました。ホームセンターに行けば安価に道具が揃いますし、インターネットの動画を参考にすれば簡単そうに見えたからです。しかし、実際に作業を始めてみると、理想と現実の差を痛感することになりました。最初につまずいたのは、古い網押さえゴムを外した後の溝の掃除です。何年も蓄積した埃や汚れが固着しており、これを綺麗に取り除かないと新しい網をしっかり固定できないことに気づきました。慌てて使い古しの歯ブラシで掃除をしましたが、この準備段階の重要性を甘く見ていたのが第一の失敗でした。次に苦労したのが、網を枠に対して平行に置く作業です。少しでも歪んでいると、最後の方で網が足りなくなったり、全体に不自然な皺が寄ったりしてしまいます。慎重にローラーを転がしてゴムを押し込んでいきましたが、力を入れすぎると網が引っ張られて枠が内側に反ってしまい、逆に力が足りないと網がたるんで無様な仕上がりになってしまいました。特に角の処理は難しく、ゴムを押し込む向きや網の裁断のタイミングなど、細かなコツが必要であることを学びました。結局、一枚目の仕上がりは表面が波打ってしまい、納得がいかずに網を買い直してやり直す羽目になりました。二回目は、クリップを多めに使って網を仮止めし、対角線上の張りを意識しながら少しずつ進めることで、ようやく満足のいくピンと張った状態に仕上げることができました。この経験から得た教訓は、道具選びを妥協しないことと、焦らずに工程を一つずつ丁寧に進めることです。特に網押さえゴムは、古いものと同じ太さを正確に選ぶことが成功の絶対条件です。太すぎれば入らず、細すぎれば網が抜けてしまいます。自分で網戸交換をすることは、住まいへの愛着を深める良い機会になりますが、完璧な仕上がりを求めるならプロの技術を借りるという選択肢も決して間違いではないと感じました。それでも、自分の手で綺麗になった網戸越しに吹き抜ける風を感じたときの達成感は、何物にも代えがたい喜びでした。
自分で網戸交換に挑戦して失敗から学んだ仕上がりを綺麗にする秘訣