私たち夫婦は共働きで、日中は二人とも家を空けています。そんな中で、「お風呂のリフォームをしたい」という長年の願いを叶えることになり、正直なところ、留守中の工事に大きな不安を感じていました。しかし、いくつかの工夫と業者との連携により、想像以上にスムーズに、そして安心してリフォームを終えることができたので、その体験をご紹介したいと思います。まず、最も重視したのはリフォーム会社の選定です。私たちは複数の業者から見積もりを取りましたが、特に「不在時の対応」について質問攻めにしました。最終的に選んだ業者は、日々の進捗を写真付きでメール報告してくれること、鍵の管理は厳重に行い、作業員以外は触れないこと、そして緊急時の連絡体制がしっかりしていることを約束してくれました。さらに、作業中には常に最低でも一人の職人さんが現場にいるように手配してくれるなど、私たちの不安を解消するための具体的な提案をしてくれたことが決め手となりました。工事が始まる前には、貴重品や大切な書類を銀行の貸金庫に預けたり、鍵のかかる部屋に厳重に保管したりと、徹底した対策を取りました。浴室周りの不要なものはすべて片付け、職人さんが作業に集中できる環境を整えることにも努めました。また、ご近所への挨拶も忘れずに行い、工事期間中のご迷惑をお詫びするとともに、何かあった際の連絡先を伝えておきました。工事期間中は、毎日仕事が終わって帰宅すると、業者からの進捗報告メールが届いていました。送られてくる写真を見るたびに、「今日ここまで進んだのか」と、仕事の疲れも忘れて新しいお風呂への期待感が高まりました。また、週に一度は現場に立ち会い、直接職人さんとコミュニケーションを取る機会を設けました。疑問点はその場で解決でき、細かい要望も伝えられたので、安心感が違いました。一度だけ、急な天候不良で資材の搬入が遅れるというトラブルがありましたが、すぐに業者から連絡が入り、私たちのスケジュールへの影響も最小限に抑えることができました。このように、密な連絡体制が整っていたおかげで、大きなストレスを感じることなく工事を終えることができました。留守中の工事に不安はありましたが、プロの業者と信頼関係を築き、事前にしっかりと準備をすることで、共働きでも理想のお風呂リフォームを実現できることを実感しました。
共働き家庭のお風呂リフォーム体験記